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君の名は。 観てきました

 嬉しくて泣くのは 悲しくて 笑うのは 僕(君)の心が 僕(君)を追い越したんだよ

RADWIMPS なんでもないや

 好きだった作品のストーリーを思い出せないことが辛い、なんてことを最近特に思うようになってきていて、この感覚は少なくとも学生の頃には無かったもので、じゃあその辛さはどこから来ているのかというと、感覚的には学生の頃から自分はあんまり変わっている自覚がなくて、だけど忘却が、それが過去のものであり、現在の自分から断絶しているということを主張しているような気がするからなんだと思う。

 映画が始まって冒頭で泣いてしまったのは、圧倒的な映像美もその理由ではあると思うけど、そういう断絶みたいなものがテーマにあるんだろうなと察せられたからだ。そしてその直感は幸いにも(?)外れておらず、上映終了後パンフとCDと小説版とムックを当たり前のように手にしていた。

 大切だったものを忘れてしまったり、好きだったはずのものがいつの間にかあんまりそうじゃなくなってしまったり、泣きたいときに泣けなかったりしたりする中で、あったかどうかもわからない何かをずっと信じ続けている姿っていうのは実際にはあまり綺麗なものではなくて、生きていく上では不格好にならざるを得ない。でも、それが描かれた上で、あのエンディングに辿り着いたことはとても素敵なことだと思う。

 10年後も、願わくば「君の名前」を覚えられていたらいいなあというのが、今の一番素直な気持ちです。 

君の名は。(通常盤)

君の名は。(通常盤)