F!T!W!

ゲージが溜まったら投稿されます

C91告知 二次元アイドル音楽ガイド、『MIW -MUSIC OF IDOL WORLD-』を頒布します!

告知です! 12/31に開催されるC91三日目に本を出します!
2016年12月31日(土)
MIW製作委員会 (3日目の東2ホール、評論・情報島です)
本のタイトルは、『MIW-MUSIC OF IDOL WORLD-』(ミウと読んでください)。
その名の通り、二次元アイドル音楽のガイドブックです。
今回の本は、大学の先輩であり、二次元アイドルファンとしても同士でもあるシノハラユウキ氏との合同制作です。
内容は以下の通りです。 

また、Twitterでの告知については以下のTogetterや、モーメントにまとめてあります。

Togetter

togetter.com

 ・モーメント

twitter.com

 

 さらに詳細についてはシノハラ氏の告知ブログ記事(http://d.hatena.ne.jp/sakstyle/20161229/p1)にありますので、そちらをご覧いただければと思います。
 
そして僕も「告知ブログを書きます」と言ってしまった手前何か書かなければいけないのですが、本エントリでは個人的なものではありますが、この本がどのような本であるのかを紹介したいと思います。
 
本書の構成は、大きく以下の3つです。
  • 全体分析
  • 作品・作家別ガイド
  • エッセイ 
 ここでは、上記の3つが、本誌でそれぞれどのような位置付けにあるのかを紹介することで、本誌の全体像を示して見たいと思います。

全体分析

 まず、全体分析では、今回扱った作品・楽曲全体を対象として、集計や分析を行うことで、作品ごとの曲数、作家数から、二次元アイドル音楽を俯瞰的に捉えることができるようになっています。例えば、

  • アイマスラブライブうたプリはそれぞれどのくらいの曲数があるのか
  • 二次元アイドル全体として10年間でどのくらいのペースで曲が増えてきたのか
  • 二次元アイドル楽曲で多く曲を書いている人は誰か
  • 多くの作品にまたがって曲を書いている人は誰か

など、単一の作品を追いかけることだけではなかなか見えにくいものをデータとしてまとめています。さらに、今回は、共通している作曲家から、作品同士の類似度を定義・算出し、それをマップとして可視化しています。その結果として、全体分析は、「作品間の音楽面での繋がり」を示すものになっています。 

作品・作家別ガイド

 次に、本書中で圧倒的な文量を誇る作品・作家別ガイドについて。こちらは、作品ごと、及び作家ごとに、プロフィール及び楽曲を紹介しているものとなっています。作品別ガイドでは、楽曲及び作家から、その作品における音楽性の紹介を、作家別ガイドでは、各作家について、二次元アイドル関係に留まらず、むしろ、二次元アイドル作品「外」でどのような活動を行なってきているのかに着目した紹介となっています。例えば、三次元アイドル曲の作曲家さんだったりボカロPだったり、プロのミュージシャンであったり、といったような。紙面レイアウトとしても、音楽会社など所属によって作家をグルーピングしているため、作家さんのパーソナリティを見やすい構成となっています。その結果として、本ガイドは、二次元アイドル楽曲についてのガイドであることは言うまでもなく、その枠を飛び越えた、「二次元アイドル作品とその外部の音楽面での繋がり」を示すものになっています。

エッセイ

 最後に、エッセイについて。今回、二次元アイドル音楽についてのエッセイをゲストの方々にお願いし、いずれも読み応えのある、素敵な作品をいただくことができました。一つの作品における音楽性に深く切り込んだものから、三次元アイドルや宝塚などの外部との繋がりを示したものなど、これらのエッセイのみでも十分に本として出せるくらいのバリエーションと深みのあるものとなっております。
 そして、何より、エッセイには書き手の方々の、二次元アイドル音楽への「想い」が込められています。本誌は主に作家(作り手)にフォーカスを当てた本となっておりますが、もちろん、音楽は聴く人がいてこそ成り立つものです。本エッセイはそんな聴き手の方々の声であると言えます。つまり、これらのエッセイは「二次元アイドル音楽と聴き手の繋がり」でもあるのです。

まとめ

 少し長くなってしまいましたが、本誌は二次元アイドル音楽ガイドとして、基本的には物量勝負のデータブックではあるのですが、上記に挙げたものを始めとした、様々な「繋がり」を見つけることができる本でもあると思います。
 まさに、二次元アイドル音楽を様々な面から味わい尽くせるものとなってると思いますので、二次元アイドル音楽に少しでも興味のある方は、是非とも手に取っていただければと思います。よろしくお願いします!